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2015年2月28日土曜日

もぐら通信第30号をお届け致します。


もぐら通信第30号をお届け致します。

http://goo.gl/nn0nGi

今月号は、

1. 座談会 映画/SFはSF/映画に何を期待できるか:『SFマガジン』(1961年12号):安部公房、円谷英二等、(司会)福島正美
1.1  安部公房が空想科学小説コンテストの選考委員を務める
1.2 安部公房のSF論と『福島正美氏の死を悼む』
1.3 安部公房の遺作『さまざまな父』と映画『キング・コング』
2.  レオの語る『砂の女』感想文:ユウキ・レオ(小学6年生) 
3. ABE日誌:滝口健一郎
4. 詩人たちの論じた安部公房論(連載第3回):三木卓『非現実小説の陥穽
  ---安部公房『砂の女』をめぐって---』:岩田英哉
5. 読者からの感想
6. 編集者通信:三島由紀夫が安部公房に贈った別れの挨拶〜『春の雪』の中のもぐら〜

これらをお届けいたします。

http://goo.gl/nn0nGi

今月もまた、あなたの巣穴で、安部公房との楽しいひと時をお過ごしください。

では、また次号にてお目にかかります。

もぐら通信


2015年2月25日水曜日

2015年2月20日金曜日


『もぐら感覚11:自走するベッド』の無料キャンペーンのお知らせです。


『もぐら感覚11:自走するベッド』の無料キャンペーンのお知らせです。

無料キャンペーンの期間は、2月23日から2月27日までです。

http://goo.gl/vbgcty

もぐら通信に連載して来た『もぐら感覚』の分冊です。連載第11回目の、安部公房の『自走するベッド』について論じております。

安部公房にとって、自走するベッドとは一体何であったかを、安部公房のテキストを引用して、論じています。

安部公房の、自走するベッドの意味を、安部公房自身の言葉を引用して、解き明かした論考です。

この自走するベッドの初出は、1948年の『終りし道の標べに』の中に既に現れていて、この時、全く同じ『カンガルー・ノート』の自走するベッドの形象(イメージ)と感覚が出てきております。

このか自走するベッドとは何なのか、何を意味するのかを、その淵源を求めて、安部公房の小説の構造と共に、解明したものです。

この自走するベッドは、同時に、ベッドが自走するということから、その上に拘束されている主人公にとってはそのまま、安部公房の文学の重要な主題の一つである、愛、愛の証明である別れ(別離に堪えて生きて、その愛を証明すること)、そして、究極の別れである死を生み出す原因をもなしています。

この主題は、10代にリルケに溺れるように学んで、安部公房が自家薬籠中のものとした主題です。

愛、別れ、死という主題については、『もぐら感覚21:緑色』で詳細に論じましたので、同時にこのもぐら感覚もお読み下さると、一層深く、安部公房の文学の世界を理解することができます。(『もぐら感覚21:緑色』は、後日出版します。)

これらのことを知ると、安部公房の文学をより深く理解することができると思います。

安部公房の好きな方に、お読み戴けるとありがたく存じます。 ダウンロードは:

http://goo.gl/vbgcty

2015年2月16日月曜日

安部公房の単行本(11):『緑色のストッキング』

安部公房の単行本(11):『緑色のストッキング』



安部公房 緑色のストッキング 初版本、函入


2015年2月14日土曜日

もぐら通信(第30号)2月27日発行の目次が最終的に決まりましたので、お伝えします。

もぐら通信(第30号)の目次が最終的に決まりましたので、お伝えします。


            目次

⒈ ニュース&記録&掲示
⒉ 目次
⒊ 座談会 映画/SFはSF/映画に何を期待できるか:『SFマガジン』(196
  1年12号):安部公房、円谷英二等、(司会)福島正美
⒊⒈ 註
⒊⒉ 安部公房が空想科学小説コンテストの選考委員を務める
⒊⒊ 安部公房のSF論と『福島正美氏の死を悼む』
⒊⒋ 安部公房の遺作『さまざまな父』と映画『キング・コング』
⒋ レオの語る『砂の女』感想文:ユウキ・レオ(小学6年生) 
⒌ 「ABE日誌」:滝口健一郎
⒍ 詩人たちの論じた安部公房論(連載第3回):三木卓『非現実小説の陥穽
  ---安部公房『砂の女』をめぐって---』:岩田英哉
7. 読者からの感想
8. 編集者通信:三島由紀夫が安部公房に贈った別れの挨拶
9. 編集後記
10.次号予告

2015年2月13日金曜日


『もぐら感覚10:かいわれ大根』の無料キャンペーンのお知らせです。


『もぐら感覚10:かいわれ大根』の無料キャンペーンのお知らせです。

無料キャンペーンの期間は、2月14日(土)から2月18日(水)までです。

http://goo.gl/19XvJo

もぐら通信に連載して来た『もぐら感覚』の分冊です。連載第10回目の、安部公房の『かいわれ大根』について論じております。

安部公房にとって、かいわれ大根とは一体何であったかを、安部公房のテキストを引用して、論じています。

安部公房の、かいわれ大根の意味を、安部公房自身の言葉を引用して、解き明かした論考です。

このかいわれ大根の初出は、1957年の『鉛の卵』の中に既に現れていて、この時、ほとんど『カンガルー・ノート』のかいわれ大根の姿になっております。

このかいわれ大根とは何なのか、何を意味するのかを、その淵源を求めて、安部公房の小説の構造と共に、解明したものです。

これを知ると、安部公房の文学をより深く理解することができると思います。

安部公房の好きな方に、お読み戴けるとありがたく存じます。 ダウンロードは:http://goo.gl/19XvJo

2015年2月11日水曜日

安部公房の単行本(9):『第四間氷期』


安部公房の単行本(9):『第四間氷期』




書  名:【初版本】安部公房「第四間氷期」
出版社:講談社
発行年:昭和34年(1959年)7月5日



2015年2月10日火曜日

安部公房の単行本(8):澁澤龍彦編 『暗黒のメルヘン』




澁澤龍彦編 『暗黒のメルヘン』です。
B6カバー 1991年 立風書房

泉鏡花、 坂口安吾、 石川淳、 江戸川乱歩、 日影丈吉、 埴谷雄高、 島尾敏雄、 安部公房、 三島由紀夫、 椿實、 渋沢竜彦、 倉橋由美子、 山本修雄らが名を連ねています。

2015年2月8日日曜日


『もぐら感覚9:顔』の無料キャンペーンのお知らせです。


『もぐら感覚9:顔』の無料キャンペーンのお知らせです。



もぐら通信に連載して来た『もぐら感覚』の分冊です。連載第9回目の、安部公房の『顔』について論じております。 



無料キャンペーンの期間は、2月9日(月)から2月13日(金)までの5日間です。次のところでダウンロードすることができます。:http://goo.gl/X4qjHb

この顔の初出は、10代の詩の中に既に現れていて、20代以降の安部公房の小説やシナリオの世界の顔になっております。 



安部公房にとって、顔とは一体何であったかを、10代の詩から始まり、小説では『他人の顔』は勿論ですが、それ以前の相当早い時期の作品『第一の手紙〜第四の手紙』をも論じて、安部公房の顔が一体なんであるのかを分析して、論じています。 



勿論、これはリルケの詩にある形象(イメージ)であり、特に『マルテの手記』にある形象でもあるのです。

安部公房は、後者を本当に深く読み込み、そのすべてを我が物としました。

安部公房の顔の意味を解き明かした論考です。 興味深い論考になっています。

これは、後期20年の傑作のひとつ『密会』のカーニバルの前夜祭の、主人公の誘拐された妻の被っている仮面にまで及ぶことでしょう。



ここに既に現れている顔は、詩人の後のその後の小説家として、また戯曲家として身を立ててからも、安部公房の作品に、必ず出てくるもぐら感覚です。 



それは何故なのか、何を意味するのかを、10代の詩に淵源を求めて解明したものです。
安部公房は、言葉を厳密に使います。

10代の詩では、面(おもて)と顔では意味を違えて使っていることにも詳しく、実例を以って解析しております。



これを知ると、安部公房の文学をより深く理解することができると思います。 



安部公房の好きな方に、お読み戴けるとありがたく存じます。 

ダウンロードは:http://goo.gl/X4qjHb

2015年2月7日土曜日

『週刊ポスト』(2012年3月2日号):安部公房のメッセージ

『週刊ポスト』(2012年3月2日号):安部公房のメッセージ



『週刊ポスト』(2012年3月2日号)に、以下の内容の中に、安部公房の言葉がある。

[目次]

■掲載アイドル■
吉木りさ

*安部公房からのメッセージ
*不況で儲ける4月、フェイスブック巨額上場バブルを狙え
*あなたが明日死んだら起こること
*60歳過ぎて「モテキ」がキタ!
他多数

『週刊ポスト』の表紙を置いて、女性のヌード写真のある表紙を飾るのは、もぐら通信らしくはないが、已むを得ない。次回は、マリリン・モンローのヌード写真を掲載して、バランスをとることにします。

2015年2月6日金曜日

安部公房の単行本(7):『カンガルー・ノート』

安部公房の単行本(7):『カンガルー・ノート』



安部公房 カンガルー・ノート 初版本、1991年

2015年2月4日水曜日

『もぐら感覚8:笑い』の無料キャンペーンのお知らせです


『もぐら感覚8:笑い』の無料キャンペーンのお知らせです

もぐら通信に連載して来た『もぐら感覚』の分冊です。連載第8回目の、安部公房の『笑い』について論じております。

無料キャンペーンの期間は、2月5日(木)から2月9日(月)までの5日間です。次のところでダウンロードすることができます。:http://goo.gl/6GoZc1

この笑いの初出は、10代の詩の中に既に現れていて、その少年時代に更に変質をして、20代以降の安部公房の小説や戯曲の世界の笑いになっております。

安部公房にとって、笑いとは一体何であったかを、10代の詩から始まり、小説では『燃えつきた地図』(笑う月が出て来ます)、戯曲では『友達』の笑いをも引用し、分析して、論じています。

そうして、安部公房が何故小学生のころから笑う月の夢をみるのかも、その理由を解き明かしております。

安部公房の笑いの意味を解き明かした論考です。 興味深い論考になっています。

ここに既に現れている笑いは、その後小説家として、また戯曲家として身を立ててからも、安部公房の作品に、必ず、例外なく出てくるもぐら感覚です。

それは何故なのか、何を意味するのかを、10代の詩に淵源を求めて解明したものです。

これを知ると、安部公房の文学をより深く理解することができると思います。

安部公房の好きな方に、お読み戴けるとありがたく存じます。

ダウンロードは:http://goo.gl/6GoZc1

2015年2月3日火曜日

安部公房の単行本(6):『現代日本人』



安部公房の単行本(6):『現代日本人』


安部公房 堤清二ほか  毎日新聞社  昭和47年初版。

2015年2月1日日曜日

安部公房の単行本(5):『どれい狩り・快速船・制服』安部公房創作劇集

『どれい狩り・快速船・制服』安部公房創作劇集






●『どれい狩り・快速船・制服』安部公房創作劇集・異装版、青木書店刊、1955(昭30)年、初版、、約18.5×14.5cm


●安部公房初めての戯曲集、それまで詩と小説を中心に自らの創作活動を展開していた安部公房が、劇と出会うことで、新たな創作領域を見いだした記念碑的な創作集。


●3作が収録されているが、それぞれ後年に改作されている。本としては舞台装置を描いたイラストを表紙カバーにしたものが一般的だが、イラスト無しで文字 だけが印刷されたカバーを持つ異装本が若干数存在する。なぜこのような異装本が作られたかは不明。異装版にも背と平が青いものと、背が青で平が白いものの 2種類がある。本書はその後者


●異装本は帯無しで完本のようである。数の少なさからこの異装本は稀覯本となっている。











安部公房の単行本(4):『終わりし道の標べに』


安部公房の単行本(4):『終わりし道の標べに』




「終わりし道の標べに」 初版 1965年 冬樹社

安部公房の単行本(3):『水中都市』

安部公房の単行本(3):『水中都市』







「水中都市」 初版 1964年 桃源社