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2014年8月21日木曜日

浜岡砂丘:安部公房「砂の女」上映50年 撮影地は今…

安部公房が、『砂の女』の着想を得たのは、山形県酒田市の砂丘でありましたが、実際に映画『砂の女』が撮影されたのは、静岡県の浜岡砂丘でした。

その砂丘についての記事が、ネットの新聞に掲載されましたので、転載を致します。次のURLへ:http://mainichi.jp/select/news/20140821k0000e040155000c.html


「安部公房(1924~93)の書き下ろし長編小説「砂の女」の映画上映から今年で50年を迎えた。小説のモデルは山形県の酒田周辺だが、映画の撮影は静岡県・浜岡砂丘(現御前崎市)の合戸海岸で行われた。太平洋側最大級の「遠州大砂丘」の一翼を担い、さざ波のような美しい風紋で知られた浜岡の地はいま、原発のイメージの陰に隠れ、砂丘自身も姿を変えつつある。ロケのあった砂丘を、旧浜岡町史の編さんに協力した市文化財保護審議会副会長の清水芳治さん(64)と歩き、砂丘の歴史を振り返った。

(略)

勅使河原宏監督、安部公房原作・脚本、1964年上映。昆虫採集に出かけた砂丘で捕らわれの身になる教師の男を岡田英次(1920~95)、砂穴で暮らす謎を秘めた女を岸田今日子(1930~2006)が熱演した。男が村人の策略で不条理にも落ち込んだ砂穴は、出口のない現代的管理社会の象徴でもある。カンヌ映画祭審査員特別賞やキネマ旬報ベストテン日本映画第1位・監督賞など多数受賞し、国内外で高い評価を受けた。」

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