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2012年12月20日木曜日

安部公房ファンによる、安部公房ファンのための 「もぐら通信」へのご寄稿について

*ご寄稿いただき有り難うございます
「もぐら通信」にはこれまでに多くの方からご寄稿をいただき、まことにありがたく存じます。
原稿を作成するには、大変な労力と時間を必要としましょうが、私どもは、それを超えて原稿を下さる皆さまのお気持ちを大切にお受け取りしたいと思っております。
「もぐら通信」は皆さまのこうしたお心によって支えられていることに深く感謝し、せめてものお礼の気持ちをもって、ご寄稿いただいた方に「お礼と感想」を編集部三名がそれぞれ書いてお届けするようにしています。今後ともよろしくお願いいたします。

*ご寄稿依頼はご機縁から
私どもからご寄稿をお願いする時は、ご機縁を大切にしたいと思っております。たとえばWeb上で安部公房について何か述べられている方があり「この方にこのことをもっと深く書いていただきたいな」と思えば、そんな時、ご寄稿をお願いしたりします。
この時、お願いした方も「これをもっと書いてみたい、考えてみたい」と思われていれば、両方の波長が合って、初めてかみ合うことになりましょう。
そのような一期一会のご機縁によることが多いので、実際には編集部全員の総意によるよりも、各編集員個人の出会いと感性によってご寄稿をお願いすることが多いわけです。

*原稿はどれも平等の価値があると思っています
このようにご依頼した時「私の文なんか、他の方のようなレベルにないので」などと遠慮される方もありますが、私どもは「安部公房ファンの書かれるものはどれも平等の価値がある」と考えています。
確かに世に名のある方々の原稿もあります。でもその方たちが稿料もお出しできない小誌に快く書いて下さるのは、なによりもまず安部公房ファンであられるからなのだと思います。そして安部公房ファンであるということにおいては、どなたも平等であるはずです。

*幅広い記事を載せていきたい
また深みのある研究者の原稿もありますが、なにもそのような原稿だけを求めているのではありません。むしろ、「雑誌」という語が表すように、感想文や印象記や、その他いろいろな幅広い記事も載せていきたいと思っています。それらの中にどんな宝石を見つけるかは、それぞれの読者の感性によるでしょう。そんな思いがけない出会いの機会を提供し、幅広い安部公房ファンの交流の場となることが、小誌の目指すところであります。
ぜひ安部公房ファンの皆さまのご寄稿をよろしくお願いします。

*夢のある原稿を想って
このように、いろいろなタイプの原稿を期待していますが、筆者が前から個人的に想像している原稿があります。
それは「安部公房を小学生が読んだら、どんな感想を言ってくれるだろうか」ということです。それを想像するとワクワクします。「S・カルマ氏の犯罪」や「赤い繭」や「魔法のチョーク」や「バベルの塔の狸」などを、「不思議の国のアリス」のように、読んでもらえたら! そしてその感想をぜひ聞きたい! この夢はいつか叶うのでしょうか。

           「もぐら通信」編集部 (文責・OKADA HIROSHI

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